国立台湾博物館本館向かいにある土銀展示館日本勧業銀行台北支店から台湾土地銀行を経て、博物館となった歴史的建造物。1933年に竣工したルネッサンス様式の建物は銀行としての歴史が長い故に、貨幣博物館の要素が強いですが、建物も展示物も魅力的でイチオシです。

国立台湾博物館の本館道向かいには、旧三井物産の建物(2019年当時改修中)があり、並んでいるのが土銀展示館。この建物は現在も台湾土地銀行の所有物ということですが、2007年より約3年間の改装を経て、2010年から国立台湾博物館の一部としてオープンしています。博物館で渡されたチケットを見せると追加料金なしで入館できます。

土銀博物館の金庫ドア 土銀展示館の金庫内

前情報全くなしで行ってみたのですが、入り口側にある巨大金庫を見たら一気にテンションが上がってしまいます。狭い入り口を注意深く入っていくと、中は100平米ほどのスペースが2層になっており、閉ざされた空間とは思えないほど広く感じます。この中が土銀展示館の主な展示スペースとなっており、古い貨幣、債権、銀行時代に使用されていた台帳などが所狭しと置かれています。

戦時報国債権 台湾の土銀展示館

国立台湾博物館の土銀展示館 国立台湾博物館の土銀展示館

金庫を出た別のエリアには、戦後、台湾土地銀行にて使用されていた計算機や台帳、再現された執務室に加え、建設を請け負った大林組と交わされた契約書、設計図、そして2007年改修された様子を説明した展示コーナーなどがありました。建物の歴史として、この建造物がどうやって使われてきたのかを物語る興味深い内容でした。

タイガー計算機 日本勧業銀行台北支店設計図

竣工から60年以上銀行としての役目を担っていたこの建物の性質上、貨幣博物館として使用されるのは理にかなっているのですが、実はこの土銀展示館の目玉はお金にあらず

現在、元は銀行本店として昨日していた大きな部屋に展示されているのは、なんと恐竜の標本。高い天井を突き破るほどの大きな展示物は迫力があります。中心の展示スペースをぐるりと巡る回廊で天井近くに寄ると、ルネッサンス様式レリーフを見ることができます。上部のスペースには100人近くが座ることもできる大階段があり、この日は土曜日とあって子供向けに太古の生物について学べる動画やスライドを使ったツアーが開催されていたようでした。映画の「ナイトミュージアム」の雰囲気満点です。

国立台湾博物館の土銀展示館に恐竜の化石

国立台湾博物館の土銀展示館に恐竜の化石 土銀展示館の恐竜

最後にギフトショップも覗きましたが、貨幣関係のおみやげはほとんど売っておらず、恐竜のぬいぐるみ、パワーストーン、化石(レプリカ?)のようなものがメインでした。大人向けには貨幣博物館、子供向けには恐竜博物館として楽しめる国立台湾博物館の土銀展示館も、台北駅近くの新光三越裏手にあるアクセスの良い場所にあります。ご家族でも大人だけでも楽しいので、ぜひ次回台湾を訪れる際は行ってみてください。

 

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